足関節捻挫
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捻挫ぐせがある。
捻挫をした後に治りきる前に使ってしまい、靭帯が伸びてしまっている可能性があります。靭帯が伸びてしまっている方は足関節が捻挫した方向に捻りやすくなってしまっているので、繰り返してしまうことが多くあります。
何もない所で躓く事がある。
足関節が歪んでしまい、つま先が挙がらなくなってしまっている可能性が考えられます。
冬になるとズキズキ痛むことがある。
痛覚と冷えを感じる神経は近くを通っている為、痛めてしまった部分が冷えると痛みを感じる事があります。
腫れがひかない
熱を持ってる感じが続いている
腫れや熱感は炎症症状です。安静が必要になります。 -
足関節捻挫に対する当院の考え
足関節捻挫は内反と言って足を外側方向に捻る事で起こる事が多くあります。外側についている靭帯は3つあり、前距腓靭帯と後距腓靭帯と踵腓靭帯になります。特に前距腓靭帯が後発部位になり、損傷の度合いによって、ステージが分かれています。
Ⅰ度損傷は靭帯の部分的な損傷になります。多くの場合、包帯やテーピングなどで固定をすることで日常生活を支障なく送る事が可能です。
Ⅱ度損傷は靭帯の断裂になります。固定での歩行は困難になり、松葉づえをついての生活になることがほとんどです。
Ⅲ度損傷は2つ以上の靭帯の断裂になります。歩行は困難な上、予後が悪い為治った後も症状を引きずる事が多くあります。 -
足関節捻挫を放っておくとどうなるのか
足関節捻挫を治さずに放置してしまうと靭帯が伸びてしまう為、捻挫がクセになってしまうことが多くあります。足関節は生活をする上で必ず負担がかかる関節の為、捻挫がクセになってしまうと日常生活での支障が大きくなります。
また、痛めた足を庇う事によって身体が歪んでしまう為、腰痛や肩こり、首の辛さなどを引き起こしてしまう原因にもなるので、早めの対処がオススメです。
足関節は痛みが無くなった時が治ったタイミングではない為、自己判断は危険ですので、病院や整骨院で見てもらいながら、経過観察をしていくことがとても重要になります。 -
足関節捻挫の改善方法
足関節捻挫の改善方法はとにかく固定が一番重要です。損傷度合いによって固定の種類は異なりますが、テーピングや包帯、酷い状態の場合は添え木を使った固定で患部の負担を最小限にしていくことが一番の改善方法になります。
その次に大事になるのが、炎症初期は冷やして、炎症が収まってきたら、温める事が大事になります。冷やすのは受傷後から3~5日が目安になりますが、腫れや熱感がなくなるまでは冷やすことをオススメします。温める効果としては血流が良くなることで、血液が身体を良くする成分を送ってくれるため改善が早くなりますので、炎症が収まったら、温めましょう。 -
足関節捻挫の改善に効果的な当院の施術メニューは?
一番はテーピングや包帯による固定が効果的な施術メニューになります。治りを早める為には電気で炎症を抑えるメニューや違う種類の電気を使って、組織の回復を早めるメニューも効果的です。
足関節捻挫は靭帯と一緒に周りの筋肉も傷めてしまっていることがほとんどの為、鍼の施術や手技、遠赤外線の施術も効果的です。
また、捻挫がクセになっている方は靭帯が伸びてしまって、足関節の位置がズレてしまっている為、位置を整える矯正の施術を行う事によって、改善がみられる方が多くいらっしゃいます。足関節は身体を支えるとても大事な関節になるので、放置をせずに施術を行う事をオススメします。 -
その施術を受けるとどう楽になるのか
テーピングや包帯などで固定を行う事で、関節に対しての負担が減らすことが出来る為、痛みの軽減の効果が期待されます。また、電気を流すことで炎症期では炎症を抑える効果がある為、こちらも痛みの軽減に繋がります。
炎症期を超えると痛みも少しずつ落ち着いてきますが、歩行時や患部に負担がかかると痛みは出てしまいます。その際に電気や鍼の施術を行う事で、組織の回復を早めることが出来るので、痛みの早期改善に対して効果が期待出来ます。 -
改善するための治療頻度はどのくらいか
受傷後1週間は毎日通院して頂く事をオススメしています。テーピングや包帯の固定は時間が経つと緩くなってきてしまう為、来て頂いた度にまき直しを行う事で、早期回復に繋がります。
その後は状態をみながら、週3日程度の通院をして頂き、受傷後3週間は組織の回復までは必要になります。
損傷度合いによって施術期間は異なりますが、触診や検査で状態を確認させて頂き、施術を終了していくことが理想的です。