四十肩・五十肩
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五十肩の中でも症状は様々です。
腱板損傷・腱板断裂
肩板損傷とは棘上筋という肩甲骨に付着している肩を挙げる筋肉に傷が付き肩を挙げる際に激痛が走る症状です。主にコンタクトスポーツの競技の方に多い他重い荷物を持つ作業が多い方もなりやすいです。
石灰沈着性腱板炎
肩関節の腱板の部分にカルシウムが溜まり、石灰化してしまう症状で夜間に痛みが強く出るのが特徴的です。
上腕二頭筋長頭腱炎
肩の前側に痛みが出る症状で腕を後ろに引く動作に障害が出てきます。
衣服の着脱
衣服の着脱で痛みが強く出る方が五十肩では多いです。衣服の着脱は肩関節の複雑な動きが必要になる為、痛みが誘発されやすく痛みが強いです。
髪を洗う動作、髪を結ぶ動作/span>
五十肩の症状で髪を結ぶ、洗う動作が出来ずに日常生活を普通に送れない方が多くいらっしゃいます。 -
四十肩・五十肩に対する当院の考え
五十肩に対する当院の考え方は五十肩は早期から治療しなければ治療に時間が掛かります。
五十肩がどこの原因で痛みが出ているのかを見極めて鑑別をした上で治療を行い、少しづつ改善していくものと考えています。
痛みが強く出ていれば中々一回で改善は難しいです。
通常五十肩は何もしなければ完治までに一年かかるもしくは完治せず拘縮という痛くないのに腕が上がらない状態で、その状態で治療をしないと後遺症が残る場合もあります。
当院の場合は期間を半年で治していける様治療を完結するであったり、後遺症を残さぬ様治療を行っていきます。 -
四十肩・五十肩を放っておくとどうなるのか
五十肩を放置すると痛みが長引きます。
五十肩は疼痛期、拘縮期、回復期に分かれています。疼痛期の場合は肩関節を動かす際に痛みで可動域に制限が出るのが特徴です。
拘縮期は痛みはそこまで無いが肩関節の癒着が起きている為可動域に制限が出てきます。
この時期で重要になるのが痛みが出ない範囲で肩関節を動かすことが必要になってきます。
回復期も同様で段々可動域が広がって行くようになりますが、初期の疼痛期と拘縮期での治療が非常に重要です。2つの時期でいかに痛みと可動域制限を改善出来るかで回復期の肩関節の状態が決まって来ますので早期の治療が大事になります。 -
四十肩・五十肩の改善方法
四十肩・五十肩の改善方法をいくつかあげさせていただきます。
五十肩の改善は様々ありますが初期段階で痛みが強い時期は肩関節が炎症を起こしていますので炎症を抑える治療を行い少しでも痛みを取り除きます。
痛みが取れて来た場合には肩関節に可動域制限が残っていますので、筋肉を緩めていくのはもちろんのこと、五十肩の特徴である関節と筋肉の癒着を剥がす事が重要になってきます。
そもそも筋肉の硬さが強い場合は癒着を取り除くのが難しいので、肩関節周りにある筋肉の柔軟性を出していき、筋肉が柔らかくなってきて癒着を剥がして可動域制限を改善していきます。
五十肩には治療の順序が改善していく上で重要になって来ますので、一つの治療を行うというよりは様々な治療を行うのが良いかと思います。 -
四十肩・五十肩の改善に効果的な当院の施術メニューは?
五十肩に効果的な治療メニューは鍼治療と肩甲骨はがしが効果的です。
鍼治療に関しては、肩関節周囲には沢山の筋肉があり、深部の筋肉が原因で痛みを引き起こしている事があります。
鍼治療では手技療法では届かない筋肉までピンポイントで尚且つ広範囲で治療が出来ます。 鍼治療には炎症を抑える消炎作用もあるため炎症が起きている時期に鍼治療は効果的です。肩甲骨はがしに関しては、炎症が起きている時期ではなく、痛みではなく可動域制限がメインで症状が出ている場合は肩甲骨の動きが最重要になるので、肩甲骨にアプローチが出来る肩甲骨はがしが効果的な治療です。
その施術を受けるとどう楽になるのか
鍼治療の場合は手技療法では届かない筋肉にアプローチを行い治療をしていくので、痛みが取れるのが早く、深部の筋肉まで緩むので症状が戻りづらくなります。
他には肩関節の癒着を取っていくのも鍼治療のメリットになります。
肩甲骨はがしは肩甲骨が動いておらず、可動域制限が出ているケースは多いので肩甲骨はがしを行うと肩甲骨の動きが良くなるので肩関節が動かしやすくなります。
肩甲骨はがしを行う事で肩関節の拘縮を改善出来ますので五十肩の回復期に向かいやすくなります。
改善するために必要な施術頻度は?
改善に必要な施術頻度は、筋肉の生まれ変わりが3ヶ月かかる為、筋肉の柔軟性を出す場合には3ヶ月間必要になってきます。
可動域制限を改善するには6ヶ月必要になります。
五十肩の場合は治療後に数日経ってくると、日々の仕事の負担や日常生活の過ごし方で痛みや可動域制限が少しずつ戻ってしまいます。
ですので痛みが戻り切る前に治療を受けるとより楽になる為、週2回の頻度で治療を受けるのが理想になります。